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【完全ガイド】失敗しないマットレスの選び方を解説|あなたに合ったマットレスとは?

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【完全ガイド】失敗しないマットレスの選び方を解説|あなたに合ったマットレスとは?

日々の生活を快適に過ごす為には、「睡眠の質」が重要です。すっきりした目覚めを迎えれば、一日快適に過ごせますし、逆に睡眠不足であれば、どんよりとした気分で過ごすことになるかもしれません。

毎日の快適な睡眠にとって大切なアイテム、マットレス。選択肢は豊富にあり、快眠を得られるよう、それぞれに個性的かつ優れた構造で造られています。ふわふわ系、しっかり系、ふつうの硬さ、それぞれ使う方のお好みによって選んでいただくことができます。さあ、寝具にこだわりを持って、良い睡眠と快活な日々を手に入れましょう!

監修者

体圧分散測定士
桑田 雅之

経験豊富な体圧分散測定士。年間300件超の測定を実施。的確なヒアリングと分析力で、お客様一人ひとりに合った商品を提案するスペシャリスト。

自分に合っているマットレスとは?

自分に合っているマットレスとは、ズバリ!!「好みの寝心地 体圧分散性の高い」マットレスです。

まず何よりも重要なのがご自身の好みの寝心地を定義すること。どんなに素材が良くても、データ上良好でも、違和感のある寝心地を毎晩何時間も我慢するのは苦痛です。好みの寝心地が分かった上で、体圧分散性が高く、自分の寝姿勢や骨格に合ったマットレスを選びます。

体圧分散性って何?

体圧を分散させ、肩や腰など特定部位への負担を軽減する性能のこと

一般的に「体圧分散性が高い」とは、腰などの負担がかかりやすい部位にかかる圧力を全体に分散させ、身体への負荷を一箇所に集中させない状態を指します。

その場合、全体的に体圧の数値が低く、痛みやしびれが起きづらく、寝返りの回数も自然と減り、深い睡眠を得られると考えられています。

「試し寝」しないで購入するのは危険!?

口コミだけを頼りにオンラインでマットレスを購入される方が増えています。しかし、前述のとおりマットレスは毎晩何時間も身体を預けて眠るもの。好みの寝心地でないと、物理的・精神的ストレスの蓄積につながります。

「万人に合うマットレスは存在しない」

それは人それぞれ骨格や寝姿勢、好みの寝心地が異なるのですから、当然のことです。まずは店頭でしっかりと試し比べてみること。本当に自分に合うマットレスを探す第一歩は、ここから始まります。

トライアル期間があるマットレスなら安心?

比較対象がないと良し悪しの判断が意外と難しい。それを踏まえた上でならアリ

最近、一定期間内であれば返品できるオンライン販売のマットレスもあります。画期的なシステムですが、返品するか否かの判断に欠ける点、注意が必要です。様々な商品を同時に「寝比べ」し、徹底比較することで良し悪しや自分の好みがわかります。

やはり、様々なメーカーの商品を忖度なく比較させてもらえる専門店に足を運び、「試し寝」されることをおすすめします。

高級マットレスを買えば、さすがに失敗はしないでしょ!?

「品質が良ければ誰にでも合う、快適に眠れる」は不正解

一般的に、薄く硬めのマットレスは"安く"、厚みが増して柔らかさが強調されるほど"高く"なります。

よく聞かれるのが、硬めの寝心地がお好みの方が口コミの評価を目安に高価なマットレスを購入したところ「柔らかすぎて失敗した!」というもの。

また、高価なマットレスはかなりの厚みがあることが多く、それが原因で「リフト収納が使えなかった」などご自身の住環境に合わずに困った、といった失敗談も散見されます。

自分のニーズと好みに合ったマットレスを選ぶことが、何よりも重要です。

試し寝する時は「仰向け」を基準に

理想の寝姿勢は、やはり横向きよりも仰向け寝です。仰向けの姿勢の方が接地面が広く、体圧がより分散されるためです。

「試し寝」される際は、「仰向け」で軽く両手両足を広げて脱力してみましょう。そして、その姿勢を10分維持します。

10分の間に身体がどんどん脱力し、じわーっと身体がポカポカするようであれば◎。
逆に、腰のあたりに痛みや違和感を感じたり、じっとしていられずに寝返りしたくなったりしたら×。他のマットレスにしましょう。

腰痛には硬めのマットレスがいい?

硬すぎは逆効果!「芯はしっかり、表面は程よくふんわり」がおすすめ

硬さにもいろいろあり、「腰痛には硬めのマットレス」という定説には注意が必要です。

グースカがおすすめするのは「芯は硬いが、表面は程よい柔らかさで身体を優しく支える硬さ」です。

硬すぎるマットレスは、腰部のS字カーブがマットレス面に接地せず浮き上がってしまうために腰部の筋肉が突っ張り、それが腰痛の原因や悪化につながる可能性があります。

ご自身の体型、特に腰回りのくびれ具合によって適切な硬さは異なります。まずは自分に合った硬さを「試し寝」して見つけましょう。

体圧分散測定をしてもらえるお店を探そう

体圧分散性が高いマットレスがいいのは分かったけど、どうやったらそれが分かるの?そういった疑問を持たれた方は、実際に測定してくれる店舗を探ましょう。

ただ、闇雲にいろいろなマットレスで体圧分散測定をした結果、迷走してしまうというケースも…。お店に行く前に、まずは下記チェックポイントを押さえておきましょう。

マットレス選び7つのポイント

1 寝姿勢

立ち姿勢 ≒ 寝姿勢

理想の寝姿勢は、立ち姿勢にほぼ近い状態を指します。

具体的には、身体カーブを埋めてくれ、重い腰部はしっかり持ち上げて支えられている状態です。

適正 寝姿勢 コメント

硬すぎ

simmons-logo

身体のカーブの隙間が埋められず、腰まわりが突っ張っている状態。
腰痛の原因にも。

理想

simmons-logo

S字カーブが埋められ、腰部も適度にサポートされている。

柔らかすぎ

simmons-logo

寝姿勢がV字に。寝返りがしづらく、腰痛の原因にも。

横向き寝で理想の寝姿勢を保ちたい場合は、どんなマットレスを選べばいい?

柔らかめが〇。部位によって硬さが異なるゾーニング構造のものが◎

横向き寝は仰向け寝に比べ、肩口の圧が約2.5~3倍かかります。肩部分がきちんとたわみ、優しく受けとめてくれるソフトタイプが適切です。マットレスが硬すぎると肩がうっけつして、日中のひどい肩こりや頭痛の原因となります。

各メーカーも横向き寝に合ったマットレスを開発しています。肩回りを特殊なウレタンやコイルゾーニングを使用し、横向き寝に適した柔らかさや反発力を実現しています。

2 硬さ

マットレスの硬さは、単に「好み」だけの問題ではなく、「ご自身の体型」に合わせた硬さの選択も大切です。

大まかな目安として表にまとめましたので、まずはご自分に合った硬さをイメージしてみてください。

硬さ 体型の目安 コメント

硬め

BMI 高

(しっかりめ)

体重を支えるだけのコイルの堅牢さ、反発力が必要です。身体が沈み込みすぎると部分的な負担が増えたり、暑苦しく感じたりとで不快感が増す可能性があります。

ふつう

BMI 標準

(ふつう)

硬すぎず、柔らかすぎず、万人受けしやすいものがおすすめ。メーカーのベストセラー商品との相性◎

柔らかめ

BMI 低

(細め)

細めの方は、身体カーブが大きいケースが多く、そのカーブを埋めてくれる柔らかさが必要です。沈み込みについては心配無用。

同じような見た目なのに
実際に寝比べて初めて分かる硬さや寝心地の違い

「硬め」といっても使用するコイルやウレタンの組み合わせで千差万別です。自分の体格に合う、かつ好みの硬さを「試し寝」しながら探っていきましょう。

桑田

3 素材

コイル or ノンコイル

マットレスはおおまかに「コイルマットレス」と「ノンコイルマットレス」の2種類に分けられます。コイルマットレスは金属製のバネ(コイルスプリング)を使ったもの、ノンコイルマットレスは、金属バネを使わずにウレタンなどの素材で構成されたものを指します。

  種類 特徴 適正

コイル

ポケットコイル

"点で支える"
コイル一つ一つが不織布に包まれ独立して動くため体圧分散性に優れている。

コイルが独立しているため、横揺れが少ない。2人で寝ていて振動が気になるという方に。

ボンネルコイル

"面で支える"
コイルがつながっており、頑丈なつくり。硬め。

ポケットコイルだと十分な安定感を感じられず不安、という方に。しっかり体型の方も◎

その他
(メーカー特殊コイル)

シーリーのRestSUPPORT™コイルなど、メーカーによっては独自のコイルを開発し、その強みを発揮しています。

ポケットコイルもボンネルコイルもしっくりこなかった方の第三の選択肢として。

ノンコイル

高反発

比重が多く、反発性◎。代表はラテックスフォーム。動きやすさ、寝返り◎

筋肉量が多く、寝返りが多い方に快適。

低反発

しっとりじんわりフィット感強め。体圧分散性に優れるが、まとわりつく感じが暑苦しく感じる方も。

低反発の独特な寝心地がとにかく好きな方。暑がりではない方。

その他

種類が多岐にわたる為、省略。

種類が多岐にわたる為、省略。

4 耐久性

ひとつのマットレスにも、様々な素材が使用されているので、耐久性を判断する1つの判断軸はありません。ただし、耐久性はメーカーの技術力や研究開発力を反映するので、技術力の高い、歴史の長い専業マットレスメーカーをおすすめします。

ここでは、耐久性において信頼性の高いメーカーをいくつかご紹介します。

シモンズ

約40%という高い圧縮率でコイルを格納し、長期間使用してもへたりにくい独自のポケットコイルを採用しています。

サータ

ゾーニングによるバランスの良い荷重分散と、JIS規格以上に厳しい、へたりへの自社基準で高い耐久性能を実現しています。

シーリー

独自開発したポスチャーテックコイルを使用。高い耐久性を実現しています。

日本ベッド

高密度で高品質なスプリングを使用し、コイル線の熱処理加工技術により、日本の環境下で高い耐久性を実現しています。

テンピュール®

NASAの技術から誕生したテンピュール®素材。マットレスは10年保証なのも高い耐久性能の証。

5 メーカー選び

メーカーを選ぶ際の、ざっくりとしたポイントは以下のとおりです。

① 信頼性・実績(歴史)

老舗メーカーやマットレス専業メーカーは、長年のデータや研究開発・ノウハウがあり安心です。

② 保証体制

メーカーにより、2年保証から10年保証までさまざまです。

③ 価格と機能性のバランス

自分の好みやライフスタイルに合致しているか、オーバースペックになっていないかなども重要な要素となります。

上記ポイントの中でも、最も重要なのは①の信頼性と実績(歴史)です。老舗メーカーであるほど独自技術と強みを持ち、「試し寝」したときに違いがはっきり分かります。

ご参考までに、グースカがおすすめする老舗メーカーの特徴を簡単にまとめておきます。

メーカー 創業年 特徴

シモンズ

1870年

ポケットコイルマットレスのパイオニアで、ホテル御用達の「ゴールデンバリュー」の寝心地が有名。

サータ

1931年

幅広い商品ラインアップが有名で、耐久性の高いポケットコイルと難燃仕様が特徴。

シーリー

1881年

独自の整形外科医との連携による、体形に合わせたサポート力と体圧分散技術が特徴。

日本ベッド

1926年

日本の風土と住環境に合わせたベッドを開発し、国内でポケットコイルの普及に貢献。

テンピュール

1991年

NASA開発の素材から生まれた独自素材が特徴で、体圧分散に優れ、無重力のような寝心地を提供。

6 サイズ

マットレスを選ぶ際、素材や硬さと同じくらい重要なのが「サイズ」です。お部屋の広さや一緒に寝る人数など、ライフスタイルによって最適なサイズは異なります。

【1人用】

1人用 シングル セミダブル

1人用はシングルサイズのイメージですが、お部屋に余裕があればセミダブルがおすすめ。寝返りがしやすく、快適です。

【2人用】

2人用 ダブル クイーン

2人用は、ダブルかクイーン。

クイーンサイズから、メーカーによってサイズが異なる為要注意。マットレス買い替えの場合は、フレームのサイズを改めて確認しましょう。

ただ、ダブルは1人のスペースが70cmとシングルサイズよりかなり小さくなります。そこでおすすめしたいのが…

ツインベッドという新たなご提案

ツインベッド(シングル2台)!キングサイズ(通常幅180cm)よりも更にゆったり。

7 価格

価格幅が大きいマットレス。一般的に、価格が高いほど柔かくなります。逆に硬めが好みの方は、高い商品を買う必要はありません。ただし価格が安くても、歴史のある技術力の高いマットレス専業メーカーの商品のご購入をおすすめします。

高品質マットレスの一般的な価格の目安

価格帯 基準サイズ 価格

低価格帯

シングルサイズ

5万円~

中価格帯

シングルサイズ

10万円~

高価格帯

シングルサイズ

20万円~

マットレス購入時に役立つチェックリスト

 

① 寝姿勢
腰部のすき間は埋まっているが、腰が突っ張っていないか
横寝の時、肩部が強く圧迫されているなど、違和感や不快感はないか
② 硬さ
仰向けで10分、寝返りなしでリラックスできるか
柔かすぎて腰部がV字になっていないか
③ 素材
コイルとノンコイル、どちらが好きか
背当たりは高反発と低反発、どちらが好きか
④ スペック
耐久性はどうか、保証期間はあるか
④ メーカー選び
信頼性・実績(歴史)はあるか
保証体制はどうか
価格と機能性のバランスが取れているか
⑤ サイズ
自分に適したマットレスサイズはどれか
部屋のサイズを踏まえるとどのサイズがいいか
(特に2人の場合、ダブル~ツインの4種あるので注意)
実際に部屋に置いたときに、圧迫感を感じない厚みか
買い替えの場合、乗せるフレームサイズの規格とマットレスサイズの規格が一致しているか
⑥ 価格
配送・設置・旧家具の引き取り費用なども含めて、予算内に収まっているか
欲しいマットレスが対象のセールやキャンペーンがないか
同じようなスペックのマットレスで、いろいろなメーカーの価格の比較をしたか

まとめ

上記のチェックリストにもある通り、マットレス購入時に確認しておきたい項目はとても多いです。面倒に感じる方も少なくないかと思いますが、一度購入すれば、少々合わなくても数年は使うことになるのがマットレス。「失敗した」と感じるお買い物にならないためにも、ぜひ本記事をご参考に「あなたに合うマットレス」を見つけてください。

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グースカの
体圧分散測定診断

グースカは、体圧分散測定診断を実施している数少ないベッド専門店です
お客様の感覚と測定結果をすり合わせながら、丁寧に絞り込み作業を行います。マットレス選びでお悩みの方は、是非一度ご相談ください!

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