【第2回:買替を検討中の60代男性】体圧分散測定で分かる!本当に合うマットレス体験レポート
「体圧分散測定診断」スタッフ体験レポート第2弾。今回は長年使ったマットレスの買い替えを検討しているスタッフに協力してもらい、体圧分散測定を実施しました。
プロの診断士が、マットレス選定や診断のプロセスを実際のデータとともに惜しみなく公開、解説いたします。ライフスタイルや好みが似ている方は、ぜひご自身のマットレス選びにご活用ください。

監修者
体圧分散測定士
桑田 雅之
経験豊富な体圧分散測定士。年間300件超の測定を実施。的確なヒアリングと分析力で、お客様一人ひとりに合った商品を提案するスペシャリスト。
計測対象者のプロフィール
今回体圧分散測定に協力してもらったのはスタッフT。
Tさん曰く「夜10時に寝て、朝4時に起きる生活です。朝日を浴びて畑の作業を行い、それは出社の日も変わりません。はっきり言って健康そのものです。」とのこと。見習いたいですね。
性別男性
年齢60代
身長165cm
体重58kg

計測対象者へのヒアリング
現在お使いのマットレスを教えてください
睡眠に関するお悩みはありますか?
特に悩みはなく、身体の痛みとは無縁です。強いて言えば、旅行先のマットレスが自宅のものより硬く感じてあまり眠れないことでしょうか。柔らかいマットレスに慣れすぎるというのはどうなんでしょうか。
好みの寝心地はありますか?
やや柔らかめが好きだと思います。暑がりではないので、この酷暑でも柔らかめのものでも全然楽に眠れています。仰向け、横向けどちらでも寝れますし、寝姿勢にこだわったこともないです。
試したいマットレスはありますか?
体圧を比較するということなので、全然性格の違う3つでやってみたいです。旅行先のホテルなどに採用されているやや硬い加減のものにも興味があります。
ヒアリングまとめ
- 今のマットレス(シーリーの柔らかめ)に不満なし
- 健康そのもの、身体の痛みもなし
- 柔らかめの寝心地が好み、暑がりでもない
- 測定は異なる3タイプでやってみたい
ご健康そのもので、うらやましい限りです。柔らかめの快適さに慣れてしまうと、外泊先の硬いマットレスで苦労する話には、納得させられました。一般に柔らかいほうが密着感があるので、暑さを感じますが、それも特にないとのことで、本当に柔らかめが合っているというTさんのお話に感心しました。
診断士がセレクトしたマットレス3選
ヒアリングをもとに、お好みに合いそうなマットレスをピックアップしました。
シーリー
ガーナイトⅣ
現在Tさんが使っているものに最も近い仕様。一度この寝心地感に慣れてしまうと、ほかのどんなマットレスも硬く感じてしまうのがうなづけるほど、上質なソフト感に溢れたマットレスです。
全般柔らかめの詰め物に加え、シーリー独自の連結コイル「RestSUPPORT™コイル」の優れたクッション性が特徴。腰部にはラテックス素材を配し、極端な腰部の落ち込みを防ぐとともに、肩部には低反発フォームを採用することで、横寝の際に肩の圧迫感を抑えられます。極めて上質な心地良さを表現しています。
シモンズ
エグゼクティブ
圧縮率の高いシモンズのポケットコイルの中でも、7.5インチ丈の弾力感、反発感に優れた丈長ポケットコイルを採用。詰め物層は比較的薄いので、身体の密着感は、「ガーナイト」に比べかなり抑えられています。暑がりの方や、ふわふわ感が苦手な方の支持を得ている商品です。3種類のなかでは普通の硬さにあたり、上質な安定感を感じていただけます。
日本ベッド
シルキーフォルテ
日本ベッド独自の超高密度ポケットコイル「シルキーポケットプレミアム」の中でも、コイル線径を最も太く設定したハードタイプの構造。縫製はジャンプキルト仕様ながら、ハードウレタンの詰め物を採用しているため、横になった瞬間から、しっかり感をおぼえていただけます。3種類の中では一番硬めとなるマットレスです。
体圧分散測定診断の評価基準
グースカでは、計測器で算出される3つの値をもとに分析し、一人ひとりに合ったマットレスを探し出します。
平均圧
体圧の平均値を表します。一般に、肩口から背中、および臀部は高い圧となります。逆に腰の部分は湾曲しているため、低い圧となります。サンプル二点以上の比較で、数値は少ないほうが優良です。
最大圧
体圧が最も多い部分の値です。一般に、身体の出っ張っている部分=背中の肩甲骨付近、もしくは臀部の尾骶骨付近が最大圧となるケースが多いです。平均圧と同じく、比較で数値は少ないほうが優良です。
反応数
フィット感を表す数値です。硬いマットレスは反応数が少なく、柔らかめは反応数が多くなります。例として、鉄球を床に置いた際、接地面は少ないですが、柔らかいクッションの上に置くと、接地面は多くなります。
寝てみた時の”感覚”も重要
自分に合った寝心地を見つけるために、まずは実際に試したときの感覚を大切にしましょう。
その直感を無視して、計測器の数値だけでマットレスを選ぶことは、理想のマットレスから遠ざかってしまう可能性があります。
測定結果比較
セレクトしたマットレス3種で体圧分散測定を行いました。結果を表にまとめています。
| 計測画像 | 総合評価 | 診断士の解説 | スタッフTの感想 | 平均圧 | 最大圧 | 反応圧 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
シーリー ![]() |
|
最大圧、平均圧ともにきわめて良好。背中の圧が少なくストレス軽減か。 |
普段使っているマットレスの感じ。ひたすら脱力できて、眠気をおぼえる。 |
17 | 28 | 213 |
|
シモンズ ![]() |
|
上下半身のバランスは悪くないが、やや背中に強い圧が見られた。 |
底に着いている感じがあるが、決して硬すぎない感じ。動きやすさはある。 |
20 | 39 | 203 |
|
日本ベッド ![]() |
|
背中の圧が強く、下半身の圧は良好だが、バランスに難あり。 |
ホテルのマットレスで硬い、と思うのに一番似ている。 |
21 | 41 | 189 |
測定結果の解説
Tさんのお好みは柔らかめということですが、確かに柔らかめでも上半身、下半身のバランスが素晴らしく、ストレスを最大限抑えられていると思います。
逆にほかの二つは、圧は多めになるのは硬いからやむを得ないですが、上下半身のバランスもやや崩れているように見受けられます。
総合的に一番良かったマットレス
T氏の所感および測定結果をもとに診断した結果、最も良かったマットレスは…
シーリー
ガーナイトⅣ

マットレス選定の解説
今回、ガーナイトⅣが文句なく素晴らしく、またTさんも「やっぱこれだわ」ということで、ほかのつけ入る余地がなかったというところです。
体圧結果に関して、「最大圧」は柔らかめのほうが優秀な結果になることがほとんどです。
しかしながら、使うお客様の好みが重要で、暑がりの方は柔らかめを選択肢から外すということがあります。そういう点でも今回はお好みと結果が一致した、素晴らしい結果となりました。 しかし、15年使っても快適とは、持ちがいいですね。
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グースカの
体圧分散測定診断
グースカは、体圧分散測定診断を実施している数少ないベッド専門店です。
お客様の感覚と測定結果をすり合わせながら、丁寧に絞り込み作業を行います。マットレス選びでお悩みの方は、是非一度ご相談ください!
アクセス
〒171-0022
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シーリーのガーナイトの前身モデルにあたるマットレスを15年ぐらい使い続けています。