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子供の睡眠不足と睡眠障害の問題

「寝る子は育つ」と昔からいわれているように、睡眠は子どもにとって欠かすことのできない大切な時間です。にもかかわらず、社会が夜型化するのに伴い、子どもたちの睡眠時間は徐々に短くなってきています。寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、慢性的な寝不足……など、睡眠に関する深刻な問題を抱えている子どもは決して少なくありません。現代の子どもたちをとりまく睡眠事情について、詳しくご案内していきましょう。

低下する子どもの睡眠時間

文部科学省の委託調査によると、午後9時前に就寝している小学生の割合は全体のおよそ8%、午後9時〜10時より前の就寝はおよそ41%、午後10時〜11時より前は36%と、午後9時以降に就寝する子どもが圧倒的に多いことが分かります。こうした事態となった原因は、共働き家庭が増えたこと、携帯端末やゲーム機などの普及、24時間営業の店が増えたことなど、社会全体の夜型化です。
両親がフルタイムで仕事をしていると夕飯の時間が遅くなるため、必然的に就寝時間も後ろにずれ込んでしまいます。また、ゲーム機や携帯端末で四六時中情報を集めたり、友だちと交流したりするために睡眠時間を削っている子どもは少なくありません。日本の子どもは世界的に見ても睡眠時間が短いといわれていて、睡眠の大切さが叫ばれるなかで、子どもの睡眠不足は深刻な問題となっています。

睡眠不足が子どもに及ぼす影響とは

生活が夜型化したことで、慢性的な睡眠不足に陥る子どもたちが増えています。そうした状態が続くことで、子どもたちにはどのような影響があるのでしょうか。

イライラしやすい、疲れやすい、集中力と注意力の欠如

睡眠不足の状態が続くと、ストレスから体を守るための大切なホルモンである「コルチゾール」や、「セロトニン」の分泌が低下するため、イライラして攻撃的になる、情緒不安定になる、怒りを我慢できない、集中力が続かないといった状態を引き起こします。

低身長、風邪をひきやす

成長ホルモンは子どもの体を健やかに育むために欠かせないホルモンで、午後10時〜午前2時の間に最も多く分泌されます。睡眠不足が続いてこの時間に熟睡できない状態が続くと、成長ホルモンの分泌量が減少してしまうため、骨や筋肉の発達が妨げられ、身長が伸びなくなってしまいます。また、抵抗力が落ちて風邪をひきやすくなることも。

肥満になりやすい

睡眠不足の状態が続くと、食欲を抑制するホルモンの分泌が減少するため、空腹を感じやすくなります。また、睡眠不足による代謝低下も肥満の原因に。

子どもの睡眠障害について

子どもによく見られる睡眠障害には以下のものがあります。

夢遊病(むゆうびょう)

就寝後しばらくすると、眠ったまま突然起き上がってパジャマを脱いだり、目的もなく部屋を歩き回ったりし、起こそうとしてもすぐに起きることができない状態のことをいいます。はっきりとした原因は分かりませんが、歩き回った際にケガをしないように気をつけてさえいれば、特に治療の必要はないと考えられています。

夜驚症(やきょうしょう)

就寝後の眠りが深い時間帯に起こる症状で、眠っていたと思ったら突然叫び声をあげたり、泣き出したりして起き上がってしまう状態をいいます。このような状態が数分〜数十分続きます。はっきりとした原因は不明ですが、成長すると発作が起こらなくなることがほとんどだとされています。

夜尿症

いわゆるおねしょのことです。成長するにつれて通常は回数が減っていくのですが、ストレスや生活習慣の乱れなど、外的要因によっておねしょの回数が5~6歳になっても幼児期と変わらない状態をいいます。小学生、中学年になっても症状が続くときは、泌尿器科で治療を受けると良いでしょう。

睡眠時無呼吸症候群

アデノイド(咽頭扁桃肥大症)や扁桃腺肥大などが原因で起こる睡眠障害の一種で、症状がひどくなると学習能力や集中力の低下などを引き起こすため、適切な治療が必要です。
子どもの睡眠不足は食事時間の見直しやテレビを見る時間、スマホを触る時間の制限など、正しい生活習慣を心がけるだけでほとんどが改善されます。子どもの成長に大きく関わる問題ですから、特に気を使うようにしていきましょう。

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